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Eternal Writing [Instrumental]

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Eternal Writing
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Lyric

Eternal Writing

(作詞・作曲:松尾シゲオキ)

(I’m)looking for the words giving my soul
紡いだ思いは非連続のフレーズの果てに

消えない言葉を探し歩き出した それはリライトの歩み
文脈もなく荒れるように書き続けた 揺れる表記を抱え

目に映る輪郭線は 論理を超え誘う Entrance to a sentence
導入 序破急 起承転結 貫くリード

(I’m)looking for the words giving my soul
紡いだ思いは非連続のフレーズの果てに見出しになる

(I)wanna find the words giving my soul
張り詰めたフィードバック・ループ超えて ずっと刻み続ける
言葉の彼方へ

伏線のないエピソード振り払って 僕は記憶を空ける
比べることもできず ただ立ち尽くした それはまとめの罪過

切れ間なく奏でられた ブレスのないメロディー Entrance to a dungeon
冒頭 本文 補足 結論 振り向くエビデンス

(I’m)looking for the words giving my soul
隠した想いは終わりのないメタファーの果てに飲み込まれる

(I)wanna find the words giving my soul
止めどないフィードバック・ループ超えて ずっと走り続ける
コトバの彼方へ

言葉の中に潜む論理の中 感情揺るがすエピソード抱いて
余白のない空は色を付けられない Feel up margin
So 推敲の彼方へ

(I’m)looking for the words giving my soul
紡いだ思いは非連続のフレーズの果てに見出しになる

(I)wanna find the words giving my soul
張り詰めたフィードバック・ループ超えて ずっと刻み続ける

永遠に

(I’m)looking for the words giving my soul
隠した想いはオリジナルの言葉をまとい輝いていく

(I)wanna find the words giving my soul
止めどないフィードバック・ループ超えて ずっと走り続ける
コトバの彼方へ

(I’m)looking for the words giving my soul
Force out the words

Recommend

ライターとして働くすべての人に捧げる渾身のナンバー。
「フィードバック・ループ超えて、ずっと刻み続ける・・・言葉の彼方へ」。
君の耳に届けられる数々の言葉はライティングの女神からの本質的助言。
疲れ果てたあなたの想像力をネクストステージに押し上げる繊細かつ大胆なメロディーと女神の歌声。
そして、曲を包み込むエモーショナルなピアノ&ギターの旋律。
これは、書いて書いて書き続ける怒濤の日々を送り続けるすべてのライターたちのための“解放宣言”だ。
(TuneCore Japan 掲載文より)

A spirited number dedicated to all those people working as writers.
"Surpass the feedback loop and continue to inscribe... to a place beyond words."
Many words which we can bring to your ears are essential advice from the goddess of writing.
A delicate yet bold melody and the voice of a goddess, which lift your exhausted imagination to the next stage.
Furthermore, the emotional tunes of the piano and guitar which envelop the song.
This is a declaration of liberation for all writers who spend turbulent days continuing to write.
(from TuneCore)

沈黙のソングライティング―音楽プロデューサー宮本ムツミの覚醒―

栃木須原にある老舗旅館「みやび屋」。
みやび屋は今、温泉愛好家の間で話題の旅館となっていた。

若い姉弟が若者とは思えない器量で旅館を切り盛りし、宿泊客を心からもてなしてくれる。
そんなクチコミが、数多の旅館情報サイトで見られるようになっていた。

そんなある日、みやび屋は久々の休館日を迎えていた。
そして、静かな館内の中にはギターの調べが鳴り響いていた。

ポロロンッ

ムツミ

うーん、ここのコードはAm7でいいか迷うな・・・。

サツキ

私、音楽のことはよくわからないけれど、ちょっと暗い感じの響きかも?

ムツミ

・・・だよな。
じゃ、やっぱ、ここはAM7で強めに弾いてみっか。

ジャジャーン

サツキ

あっ!
その響き、とっても素敵よ!

ムツミ

へへへ~。
じゃ、AM7で当たりだな。

ムツミ

アネキ、すまねえな。
久々の休みだってのに、オレの曲作りに付き合ってもらって。

サツキ

ううん、お礼を言うのはこっちよ。
ムツミが作ってくれた館内のBGMがとっても素敵で、お客さまからも「この旅館で流れている曲は誰の曲ですか?」って聞かれることが増えたのよ。
今作ってもらっている曲も、今度、須原でおこなわれる音楽フェスのオープニング曲だもの。
まさか、この須原で音楽フェスが開かれるなんて、本当に夢みたい・・・。

ムツミ

ははは、そうだよな。
オレもまさか、須原に戻ってきてから、こんなに大きな音楽の仕事に携わることになるなんて思いもしなかったぜ。

サツキ

ふふふ。
・・・これもみんな、ボーンさんやヴェロニカさんたちのおかげかもね。

ムツミ

・・・そうだな。

ボーンのおっさんとヴェロニカさん、元気してっかな。

説明しよう!

このふたりが口に出した「ボーン」という人物。
その人物とは、世界最強のWebマーケッター「ボーン・片桐」氏のことである。
そして、「ヴェロニカ」とはボーン・片桐氏のパートナー。

ボーンとヴェロニカのふたりは、みやび屋の経営が危機的状況に陥っていた頃、圧倒的なWebライティング力によってみやび屋のWeb集客のピンチを救ったのであった。

ボーン回想

サツキ

ボーンさん、ヴェロニカさん・・・。

シルエット

・・・オレを呼んだか?

サツキ

えっ!!?

ムツミ

ボ・・・ボ・・・。

サツキ ムツミ

ボーンさん!!!
ヴェロニカさん!!!

ボーンとヴェロニカ

ヴェロニカ

ふふふ。
お久しぶりね、ふたりとも。

この近くを通ったから、久々に顔を出してみたの。

サツキ

そうなんですね!!
寄っていただけて、すごくうれしいです!!

ヴェロニカ

今日はみやび屋は休館日みたいね。
ゆっくり休めるようになったってことは、売上げも安定してきたってところかしら?

サツキ

はいっ!!
ボーンさんとヴェロニカさんのおかげで、うちは今、すごくいい感じなんです。
本当になんてお礼を言えば・・・。

ヴェロニカ

ふふふ。
お礼なんていいわよ。
あなたたちの頑張りこそがみやび屋をここまで大きくしたもの。

ね、ボーン。

ボーン

ああ。

ムツミ

(やべえええ、久々にボーンのおっさんと会うと、相変わらずの威圧感に圧倒されるばかりだ・・・。
会えてすげえうれしいはずなのに、なかなか言葉が出てこねえ・・・。
オレ、本当にこの人たちと一緒に仕事してたんだよな・・・?)

ボーン

・・・ムツミ。

ムツミ

お、おうっ!

ボーン

お前が送ってくれた曲を聴いたぞ。

ムツミ

あっ・・・!
オレが作曲した「Eternal Writing」、聴いてくれたんだな!!

ヴェロニカ

ふふふ。
ムツミさん、ボーンはね、あの曲が気に入ったみたいよ。
だって毎日聴いているもの。

ムツミ

えっ・・・!

ボーン

・・・。

サツキ

すごいじゃない!!!
ボーンさんに気に入ってもらえるなんてすごいわ!!

ヴェロニカ

普段音楽を聴かないボーンがリピートして聴いてるのよ。
すごいことだと思うわ。

ムツミ

へ、へへへ~。
(やべええええ、めちゃくちゃうれしいぜっ!!!)

ボーン

ムツミ、今日はお前に教えてもらいたいことがある。

ムツミ

えっ!?

サツキ

ボーンさんが・・・教えてもらいたいこと!?

ヴェロニカ

ええ。
ボーンはね、「Eternal Writing」にこめられたムツミさんの“思い”を知りたがっているようなの。

ムツミ

思い・・・?

ボーン

そうだ。
お前が「Eternal Writing」に込めた“思い”を知りたい。

ボーン

この曲はオレの心を打つ。
なぜ、オレの心をここまで打つのか、その理由を知っておきたい。

きっとこの曲には何かギミックがあるはずだ。
論理的思考を身につけた今のお前なら、きっとその理由を言語化してくれるはずだと信じている。

説明しよう!

ムツミは以前、ボーンから「論理的思考」の大切さを学んだ。

どのような歌詞を書けば、リスナーの心に響くのか?
どのようなメロディーを奏でれば、リスナーの記憶に残るのか?
どのようなアレンジにすれば、リスナーを高揚させられるのか?

そういったことを考える大切さを学んだのだった。

そして今まさに、ボーンは、今回の曲に込めたムツミの論理的思考を引き出そうとしていた。

ムツミ

・・・わかった。
うまく伝えられるかはわからねーが、オレなりにどんなことを考えてこの曲を作ったのかを話してみるぜ。

PAGE08「言の葉を紡ぐコンポーズ、思いを奏でるアレンジ」

ムツミ

まずは、「Eternal Writing」をフルで聴いてみてくれ。

ヴェロニカ

疾走感と刹那感・・・。
このふたつが同居するメロディーが印象的だわ。

ムツミ

そう言ってもらえてうれしいぜ。
そのふたつにはこだわったからな。

ムツミ

疾走感と刹那感にこだわった理由。
それは、「言の葉を紡ぐライターの葛藤」を表現したかったからなんだ。

たとえば、今からこの曲のAメロの譜面を見せる。
この譜面を見れば、オレの狙いがわかってもらえると思う。

Aメロの譜面

ヴェロニカ

これがAメロの譜面・・・!

ムツミ

そうさ。
音楽をかじってないと、この譜面を見ても、それぞれの音が何を表しているかわかりづらいかもしれねえが、音楽をかじった人ならこう思うはずさ。

「8分食いの多いメロディーだ」と。

ヴェロニカ

8分食いの多いメロディー?

ムツミ

ああ。

この曲は「8分食いのメロディー」、すなわち、「裏拍から始まるメロディー」が多い。
それによって、この曲の疾走感は生まれている。
“案件は前へ前へ、前倒しして進める必要がある”というメッセージを暗に伝えている。
おっと、それだけじゃないぜ。
このメロディーの上下の動きは、揺れ動くライターの心境もイメージしてるんだ。

ボーン

!!

サツキ

た、たしかに・・・。
このAメロは、狭い音域の中を上下に激しく動いている感じがする・・・。
それって、あえて狙ったものだったのね・・・!

ムツミ

そうさ。

「歌」をつくる上で大切なのは、歌詞とメロディーの目指す方向を合わせることだからな。

サツキ

歌詞と・・・

ヴェロニカ

メロディーの目指す方向を合わせる・・・!

ムツミ

このAメロの歌詞は、

消えない言葉を探し歩き出した
それはリライトの歩み
文脈もなく荒れるように書き続けた
揺れる表記を抱え

というものだ。

出口が見えない中、ひたすらに言葉を紡ぎ続けるライターたち。
いつか読み手の記憶に残るような文章が書けるはずだと、明日を信じてひたすらに進み続ける。
このAメロはそんなライターの思いを描いた歌詞なのさ。

だからAメロをこの譜面のようなメロディーにしたってわけだ。

サツキ

そんな狙いがあったなんて・・・!

ムツミ

そうだな。
一度、Aメロだけを聞いてみてもらえれば、オレの言っていることは伝わると思うぜ。

ムツミのドヤ顔

サツキ

たしかに、ムツミに説明されると、そんなふうに聞こえてきた・・・!

ヴェロニカ

この曲に疾走感と刹那感を感じたのは、歌詞とメロディーの目指す方向が合っているからなのね・・・!

ムツミ

まあな。

最近の曲は、歌詞とメロディーの目指す方向がバラバラになっているものが多い。
オレは以前、プロデューサーにこう怒られた。
「自分が気持ちいいという理由だけで音楽をつくるな」ってな。
その言葉の意味がやっとわかったんだ。

ヴェロニカ

成長したのね。
ムツミさん。

ムツミ

へへへ。
そんなにカッコイイもんじゃねえさ、自分の考えが甘かっただけだからな。

ムツミ

ボーンのおっさんとヴェロニカさんに教えてもらった「すべてのことに理由を設ける」という言葉。
今のオレの楽曲制作における座右の銘になっているぜ。
プロなら、自分の仕事の一挙手一投足において、明確な理由を言えないといけないんだよな。

ヴェロニカ

ふふふ。

サツキ

じゃあ、この曲にはほかにもムツミならではのこだわりがあるの?

ムツミ

ああ。
たとえば、この曲のアレンジでは「ピアノ」と「ギター」をバッキングの主役にしている。
たとえば、曲の最後にはピアノソロとギターソロが織り重なるようにして鳴り響く。

ボーン

なぜ、そのふたつの楽器をバッキングの主役にしたんだ?

ムツミ

へへへ。
ライティングにおける「編集者」と「ライター」の関係を、ピアノとギターに落としこんでみたのさ。

サツキ

えっ・・・!?

ムツミ

ま、いろいろと説明するより、実際の曲を聴いてもらったほうが早いな。
歌のない【Instrumentalバージョン】を用意したから、聴いてみてくれないか?

ヴェロニカ

Instrumentalのバージョンもいいわね。
歌を抜いたことで、それぞれの楽器のフレーズがより鮮明に聞こえてくる。

サツキ

歌ありのバージョンはもちろん素敵だけど、このInstrumentalのバージョンを聞いて、なんとなくだけど、ムツミの言っていたことがわかった気がするわ。

ヴェロニカ

この曲のピアノとギター。
どちらが欠けてしまっても、このサウンドは成立しない。
それはまさに、ライティングにおける、ライターと編集者の関係にそっくりだわ。

ムツミ

へへへ。
さすがヴェロニカさん。
まさにそのとおりさ。

中途半端にピアノやギターを抜き差しするのではなく、この曲では、両者が曲の展開を最後まで引っ張っていけるようなアレンジを意識している。
ライターと編集者は、記事を仕上げるまでは一蓮托生だからな。

それがこの曲のアレンジの特長さ。

サツキ

音楽のアレンジってそんなことまで考えるの・・・?

ムツミ

まあ、人それぞれアレンジの仕方はバラバラだけどな。

でも、こんなふうに、その曲がつくられた背景を知ると、曲の新たな魅力に気付けるようになるだろ?
それが音楽をより楽しむコツかもしれねえな。

ムツミ

ちなみに、この曲の場合、実はボーカルとピアノだけでも成立するんだよな。
これは、いわゆる編集前の“むき出しの言葉”でも相手の心に届くことがある、ということの比喩なんだ。

サツキ

(たしかに歌とピアノだけでも成立しているわ・・・!
こっちのバージョンも好きかも・・・!)



ボーン

ムツミにサツキ。
忙しいところ、すまなかった。

ムツミ

ボーンのおっさん・・・?

ボーン

ムツミ。
お前がこの曲に込めた思い、理解した。

この曲はきっと、言葉と闘い続ける多くのライターに勇気と希望を与え続けるだろう。

これからが楽しみだな。

ムツミ

(おっさん・・・!!)

ボーン

ヴェロニカ、そろそろ行くぞ。

ヴェロニカ

OK、ボーン。

サツキ

ボーンさん、ヴェロニカさん、本当にありがとうございました!!
またぜひ、ゆっくりみやび屋に泊まりにきてくださいね!!

ムツミ

(ボーンのおっさん、そしてヴェロニカさん、オレたち、このみやび屋を今よりも大きく、そしてたくさんの人から愛される旅館にするからな・・・!
そして、音楽家としても、あんたの心に響くような曲を作り続けてやるぜ!)

去って行くボーンとヴェロニカ



ヴェロニカ

それにしても、ムツミさん、すごい成長だったわね。

ボーン

ああ。
言っていることの多くは後付け感が半端なかったが、説得力はあった。

ボーン

しかし、音楽というものは、自分の聴きたいように感じることも大切かもしれん。

難しいことを考えるのではなく、その曲が奏でるメロディーに静かに心を委ねる。
そうすることで、その曲に込められた言語化できない魅力に気付く。

ムツミの説明を聞き、あらためてそれに気付くことできた。

ヴェロニカ

ソングライティングにおいては、あえて沈黙することも大切ってわけね。

ボーン

まあ、何はともあれ。
この曲はしばらく、オレの愛車のBGMになるだろうな。

ボーン

いいものは、いい。
それがすべてだ。

(I’m)looking for the words giving my soul
隠した想いは終わりのないメタファーの果てに飲み込まれる

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コトバの彼方へ


(I’m)looking for the words giving my soul
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